最近よく聞きますよね「SDGs」
エスディージーズ
なんとなく環境にいいことをするってことかな?と思ってたけどよくは知らない。
調べてみたら17個も目標があるらしい!
せっかくなので調べたことをちょっとまとめてみました!
SDGsとは?
「Sustainable Development Goals」の略
日本語では「持続可能な開発目標」
さまざまな問題を世界中の人たちが協力して、2016年〜2030年までの15年間で世界が達成すべきゴールを表したもの。
17の目標と169のターゲットで構成されている。
17の目標
目標1 貧困をなくそう
世界のおよそ10%にあたる7億を超える人たちが極度の貧困の中で暮らしている。
貧困は食料や教育、住居、受けられる医療などに直結する重要な課題。
すぐできることとして、支援団体への寄付があげられる。
目標2 飢餓をゼロに
世界中には飢えに苦しむ人たちが8億を超える。
これは9人に1人が飢餓に苦しんでいるということ。
しかも、この数は今後急速に増えると予想されている。
実は世界中の人たちが暮らすのに十分な食料は生産されている。
にもかかわらず、飢餓に苦しむ人がいる原因は食品ロス。
日本では年間約643万トンもの食べられる食品が廃棄されている。
まずは食品ロスを減らす工夫を1人1人がすることが重要。
目標3 すべての人に健康と福祉を
日本は社会保健制度が整っていて、充実した医療が受けられる。
しかし、世界では人口の半分にあたる36億5000万人の人たちが基礎的な医療が受けられず、亡くなる命がたくさんある。
この目標は貧困や差別など、他の目標と合わせて解決していくことが必要。
目標4 質の高い教育をみんなに
世界では紛争や強制労働などによって小さな頃から学習機会を奪われ、読み書きができないまま大人になる人が約7億8000万人。
しかし、質の高い教育を受けることは貧困や子どもの死亡率、児童婚などさまざまな問題解決につながる。
教育が受けられない理由がはっきりしていても、「生きる」ということに精いっぱいで質の高い教育の普及を妨げている。
未来へつなぐ教育環境をつくることへの理解を広げることが重要。
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
男女の違いで社会的、文化的な役割に差があってはならない。
世界の人口の半数をしめる女性と女児がジェンダーの差別なく社会に参加できれば、途上国を中心に世界で起きているとんでもない差別に苦しむ人たちを救える。
それだけでなく、経済成長や貧困、教育などの課題の解決につながる。
目標6 安全な水とトイレを世界に
世界の人口の3分の1以上は、安全な水を利用できていないといわれている。
極めて命の危機にかかわる課題を抱えていると同時に、紛争などの原因にもなっている。
2025年には世界の3分の2が水不足になると予想されていて、私たちが生きるためにもっとも重要な水は有限な資源であるということを改めて考える必要がある。
目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
現代人にとって電力エネルギーは生活に必要不可欠。
しかし、安全な電力エネルギーがないため、石炭や木炭など有毒な燃料を使用せざるを得ない人たちが、世界には28億人以上いる。
屋内での使用によって亡くなる人は年間400万人。
有害な燃料は人の命にかかわるだけでなく、地球温暖化の原因としても深刻な問題。
太陽光発電や水力、風力発電など「再生可能エネルギー」の利用率を上げていく必要がある。
目標8 働きがいも経済成長も
世界の失業率は1990年代よりは下がっているが、年間340万人以上の失業者を生み出し続け、その数は今や2億人を超えている。
しかし、雇用は足りず貧困や飢餓などの問題が加速し、負の連鎖が起こっている。
ジェンダーやLGBTの問題をクリアすることも「働きがい」の解決にかかわってくる。
目標9 産業と技術革新の基礎をつくろう
産業や技術革新分野は、今後の生活を豊かにするために欠かせない。
開発途上国においては、生活に必要な施設や設備である基礎インフラが未整備である。
それが生活水準の向上や、技術革新にとって大きな課題となっている。
目標10 人や国の不平等をなくそう
国や人種だけでなく、人にはさまざまな違いがある。
本人に責任がないにもかかわらず不利益を被り、差別を受けている人がたくさんいる。
このような不平等から貧困になり、そこから抜け出せない人々がいて、時には争いが生まれてしまう。
まずはお互いに認め合い、理解し合うことで平等な関係を築くことが大切。
目標11 住み続けられるまちづくりを
世界では現在、人口の約半分が都市部に暮らしており、地震や水害などさまざまな災害が起きた場合多くの命が失われるリスクがある。
さらに、人が密集した都市部では貧富の差から、犯罪の危険性が高い地域が生まれる傾向があり、治安の悪化によって街の汚染にもつながってしまう。
住み続けられるまちづくりのためには、1人1人が「まちづくり」に参加することが必要。
目標12 つくる責任つかう責任
私たちは食品・衣料・エネルギーなど大量の資源を消費しながら生活している。
しかし、あと三十年足らずで今より30%以上人口が増加し、96億人になるとみられていて、今と同じ生活をするには地球が2つ必要。
資源のムダをなくしていくことが大事。
目標13 気候変動に具体的な対策を
二酸化炭素などの影響による地球温暖化はさまざまな気候変動を招く。
そして海面上昇や食料不足、水不足など人類の存続にかかわる深刻なリスクが発生する。
節電やできるだけ公共交通機関を利用するなど、二酸化炭素の排出を抑える工夫が必要。
目標14 海の豊かさを守ろう
プラスチックゴミによる海洋汚染や魚の乱獲などが水産資源に多くの悪影響を与えている。
海の豊かさを守ることが、持続可能な地球環境保護や地域経済に大きな影響をもたらす。
陸の豊かさも守ろう
毎年、東京都59個分にあたる、1300万へクタールの森林が地球の陸地から失われている。
森林や多種多様な生物、人間が暮らす陸地も将来に残すために守らなくてはならない。
目標16 平和と公平をすべての人に
SDGsのスローガン
「誰一人取り残さない-No one will be left behind」
これを達成するための目標ともいえる。
LGBTや見た目、宗教などの違いによって起こる「差別」
差別によって起こってしまう暴力や「紛争」
紛争が起こることで奪われる子どもたちの「未来」
自分のまわりにいる1人1人の価値観の違いを否定せず、多様性を受け入れ合うことが大切。
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
国内でも少しづつSDGsの認識は広がっているが、深く理解している人は多くない。
目標1〜16を達成するためには、すべての人が協力してSDGsに取り組むことが必要である。
まとめ
SDGsは環境問題以外にもさまざま問題に取り組む必要があるんですね。
・SDGsは17の目標と169のターゲットで構成されている
・1つの課題への取り組みが他の課題にも影響する
・まずはSDGsについて知ることが大切
SDGsにはジェンダーなどの問題も含まれることをはじめて知りました。
というかそれ以外のことも知ってるようで知らないことだらけだった!
なぜ問題なのか、今のままでいたらどうなるか、問題をクリアするためにはどういうことをしたらいいのか。
SDGsについてもっと勉強したいなと思った‼︎
それぞれの目標についてもいつか記事にできたらと思います。